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2014年12月4日木曜日

【まとめ】 「子供の尿」のセシウム検査の現状 【放射能】

福島県伊達市の幼稚園児の尿からセシウム

福島老朽原発を考える会(フクロウの会)のブログの2014年12月21日付の記事によれば、
福島県伊達市内の幼稚園児たちの尿検査を実施したところ、
32名のうち10名の子どもたちの尿からセシウムを検出。
数値は、セシウム134,137合計で 0.25~0.72 ベクレル/リットルだったということです。

検査は、「フクロウの会/放射能測定プロジェクト」、「チャイるのネット」、「Little hope ~ あなたへ~」の3グループが共同で行ったものとのこと。

(参考)
【放射能測定プロジェクト】伊達市の子どもの尿検査-約6割の子どもでセシウムを検出


いまだ尿からセシウムの出る子供も?

内部被曝検査データ共有サイト「けいとうさぎ」によれば、2014年に入ってからも尿からセシウムが検出される子供が出ているようです。

以下、「けいとうさぎ」からの抜粋です。

〇 東京都西東京市 0・63 Bq/L

  「慌てて5日だけですが西に旅行しました。その後の比較検査するつもりです。」
  (10歳(息子) 2014年08月16日)

〇 東京都練馬区 0・09 Bq/Kg

  「生活、食事に気を付けているつもりですが事故後3年経つのにこんなに出たことが驚きです。」
 (11歳(子) 2014年05月16日)

〇 東京都港区 0・05 Bq/Kg

  「検出下限を下げて検査したところセシウム137が検出されました。食品に今いっそうの注意をして半年後に再検査します。」
  (10歳 2014年06月08日)

(参考)
けいとうさぎ


子どもたちの尿の7割からセシウム検出

2013年の週刊朝日の記事によれば、関東15市町で実施されている検査で、子どもたちの尿の7割からセシウムが検出されました。

これは、常総生活協同組合(茨城県守谷市)が、千葉(松戸、柏、つくば、取手など)や茨城の15市町に住む0歳から18歳までの子どもを対象に実施した尿検査の結果です。

予備検査を含めた最高値は1リットル当たり 1・683ベクレル。参考までに調べた大人は 2・5ベクレル。すでに測定を終えた85人中、約 7割に相当する 58人の尿から1ベクレル以下のセシウムが出たそうです。

琉球大学名誉教授の矢ケ崎克馬氏によると、「尿中に含まれるセシウム137がガンマ線だけ勘定して1ベクレルだとすれば、ベータ線も考慮すると体内に大人でおよそ240ベクレルのセシウムが存在。それに加えてストロンチウム90もセシウムの半分程度あると考えられる」とのことです。

(参考)
週刊朝日記事:セシウム検査で判明した子どもの体内被曝の深刻度
  (2013年9月26日)


1ベクレル超えだと要注意?

尿中のセシウム濃度の検査を行っている理研分析センター(山形県)に電話して聞いたところ、ざっくり言って、尿から1キロあたり1ベクレル以上の放射性セシウムが出た場合、注意が必要なようです。

10歳くらいの子供の尿から1キロあたり1ベクレルの尿が出た場合、年間の被ばく量が年間1mSv(1ミリシーベルト)の基準を突破する可能性があるとのこと。念のためですが、現行の基準では、年間線量の上限値が年間1ミリシーベルトですね。

(参考)
厚生労働省:よくある質問

参考までに、有料で尿のセシウム検査を実施している理研分析センターについては、当ブログの次の記事でまとめています。

【まとめ】 理研分析センター 【口コミ・評判,料金】


子供たちの免疫力が落ちている?

厚生労働省は2014年12月5日、インフルエンザが流行期に入ったと発表しました。インフルエンザの流行入りの時期は例年より早く、平年並みだった昨シーズンよりも3週間早いということです。

全国の保育所や幼稚園、小中高の休校や学級閉鎖などは、11月30日までの1週間で305施設。

都道府県別では岩手が 10・52人で最多。続いて福島 6・41人、埼玉 5・05人、東京 3・62人、大阪 1・49人、愛知 1・12人、福岡 0・59人などとなっています。個人的な印象としては、ここ2~3年、子供たちの免疫力が落ちているように感じます。

放射能と免疫力低下の関係については、以下の記事で取り上げています。

【気になる話】 放射能が免疫力低下の原因になる?


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